それまで身近なコンピュータといえば、学生のころの講義でさわったアナコ
ン(アナログコンピュータ)と、意識してはいなかったけれど、ばかでかいHP
の電子計算機(電卓のオバケ)しか知らなかった。
楽器の衆になってからは、それにIBMの大型計算機(所謂メインフレームで確
かSystem370の#3031だったように記憶している)が加わった。
前にも書いたかもしれないが、この上でFORTRANが走っていたのでコードを
書いてはJOBを切ってバッチで走らせた。
Oh!なんという贅沢か!CPUタイムで???万円/秒の大型機でスキルアップ
をしていたなんて!なんて時代だ!いい加減にしろいっ!あっはー!
生まれてはじめての完全自作プログラムは、N-BASICで書いたμPD780(Z80互換CPU)
の逆アセンブラだった。
BIOSのROMプログラムを逆アセンブルして非公開のAPIを探し出し自作の
プログラムで使うためだ。
今でいうならハッキングだよね (^__^)
雑誌(IO誌)に載っているインベーダーゲームやパックマンのBASICのソース
をそのまま打ち込んで、主要な動作をハックしたROMのAPIに書き換えて直接
叩くようにする。表示速度を上げたりキータッチなどの調整に使った。
そのころ、Z80のニーモニックとマシン語の対応表は頭の中にしまわれてい
て、プログラムの16進バイナリダンプを見るだけで目の前にアセンブラが浮
かび上がって大喜びしたことを覚えている。
この歳(?)になってもコードを読むのが楽しいのは、そのときのエロスのせ
いだと思う。そのとき、おもいきり脳にエロスがぶち込まれたんだね \(^__^)/