今日の朝刊に、「新党日本と民主党が統一会派結成で合意」というトップ記
事があった。
民主党自身でも内部にいろいろな意見があるし、新党日本だって田中さんと
有田さんの考え方も完全に一致しているというものではないはずだ。
だいたい少し考えてみればわかるが、集団というか組織というか、複数の人
間が寄り集まってエネルギーを醸成しようとしているところで、それぞれの
分子がまったく同じ構造をしているなどと想像するだけでも違和感がある。
そんな宇宙なんて考えられないでしょう。どうですか?綺麗ですか?美しい
ですか?私にはそんな構造体なんかイメージできません。
先日お亡くなりになられた河合隼雄さんが、「明恵 夢を生きる」のなかで
イデオロギーの持つ論理的整合性の限界について述べておられます。
・・・コスモロジーはその中にできる限りのものを包含しようとする。
イデオロギーはむしろ切り捨てることに力を持っている。
・・・イデオロギーよりコスモロジーへの変換が現在において生じつつ
あると思われる・・・
今回の<田中・有田>の新党日本の行動が、そんな時代のオルタナティブと
なりえるのかどうか、しっかりと見つづけていたいと思う。期待をこめて!
それにしても、いじめなどに伴う精神疾患などを、コスモロジーのパワーで
治療していくためのしっかりとした方向を示唆できる偉大な実践家であり、
指導者を亡くしたことは残念としか言いようがない。(もちろん偉大な能力を
この分野に矮小化するわけではありませんが・・・)
なんてこった!
なんでよ!
どうして!
誰に怒りゃーいいのよ!
どこに言えばいいのよ!
って言ってても始まらないので(でも言いたくなるよネ!)目の前にやること
があるので、トチトチとやります。